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あんしん先生blog6「妊娠・出産」

妊娠・出産がどれくらい大変か、皆さんはご存知でしょうか?

私自身、男性ですから、その大変さについてわかるはずもありませんが、
ただ、医師として出産を目の当たりにし、妊娠すること出産することがどれほどすごいことなのか実感しています。
妊娠・出産は本当に奇跡の連続です。先進国の日本においても、毎年50人弱の妊婦が出産によって亡くなっています。出産は命がけと言っても過言ではないのです。産婦人科で研修していた時に、何度もお産に立ち会いましたが、その度に女性の強さ、そして出産後の母の逞しい姿に尊敬の念を持ちました。

ここで2019年の日本の人口統計を見てみましょう。
出生数は、86万5,239人(←2018年:91万8,400人)
合計特殊出生率は、1.36(←2018年:1.42)とどちらも減少しています。
(*合計特殊出生率:調査年次の15〜49歳の女性の年齢別出生率を合計したもの。1人の女性が年齢別出生率で一生の間に産むとした時の子供の数。2を切ると現在の人口を維持できません。)
そして、死亡者数は137万6,000人と出生数を大きく上回っています。
このような状況が続くと少子高齢化社会がますます進んでいきます。

では、現在のコロナ下において出産数はどうなったと思いますか?
先輩の産婦人科医に聞くと、コロナ下では出産数の減少・望まない妊娠の減少傾向とのことです。将来に不安がある状況では子を持つことをためらう人が少なくないのでしょう。

晩婚化が進み、現在の第1子出生時の平均年齢は30.7歳と30歳を超えています。
第1子出産時にDown症になるリスクは基本的に約1000人に1人と言われていますが、第1子出産時が35歳時だと約300人に1人、40歳だと約100人に1人と確率が上がっていきます。このような事情から出生前診断が現在行われています。ただし、この問題はとてもシビアで賛否両論があります。

出生前診断には、「非確定的検査」と「確定的検査」の2種類があります。
前者は超音波検査や母体の採血によって調べるもので胎児への影響が少なく、侵襲性の低い検査として有効です。一方、後者は羊水や絨毛を検査するもので胎児への影響も0ではなく、侵襲性の高い検査として、より疑われるケース等に用いられます。検査を受ける場合は遺伝子情報を扱うため、基本的には遺伝カウンセリングも受ける必要があります。万全な体制の構築が今後より一層求められていきます。

昨今では高齢出産が多くなっており、不妊治療も積極的におこなわれるようになりました。が、この分野は未だ発展途上であり、保険適応外で高額な上に、妊娠に至る確率も決して高くはありません。現在の政府による不妊治療の補助がどこまでされるかはわかりませんが、個人的には、明確な基準、例えば、「年齢の期限を決める」など方針をはっきりさせる必要があるように思います。

現在では体外受精児の数も増えており、2017年で18人に1人が体外受精児というデータがあります。今後はますますそのような方法での妊娠が増えていくでしょう。

介護の世界でも、少子高齢化により、親の介護問題、独り身、独居など問題が山積みです。
この問題を解消するためにも、明るい未来を描ける社会を作り安心して子供を作れる環境を整えることが大事だと思います。
*現在、弊社では、育休が終了して職場復帰した社員が1名、産休育休中の社員が2名、そして不妊治療の後妊娠した社員1名、不妊治療中の社員が1名おります。これからも働く女性の妊娠・出産を応援していきたいと思います。

あんしん先生blog5「消化器内視鏡」

突然ですが、内視鏡検査を受けたことはありますか?

 

内視鏡には硬性鏡、軟性鏡、カプセル型の3種類があります。基本的に内視鏡で最もポピュラーなのは軟性鏡のタイプで消化器内視鏡の上部消化管内視鏡・下部消化管内視鏡です。人間ドックの検査によっては項目に含まれているものもありますよね。

 

そもそも消化器内視鏡検査を受ける場合は、吐血や下血、血便などの症状を有した場合、またはがんやポリープ、潰瘍などの精査目的に使われます。便潜血:陽性があると大腸がんの可能性があるため、下部消化管内視鏡検査が必須になります。検査自体は基本的に15~30分以内で検査前に食事を禁止して消化管内をきれいにした状態で行うことが望ましく、下剤を飲んで腸内を空っぽにして行います。現在、検査時には医師はN-95マスク・フェイスシールド・帽子・プラスチックガウン・手袋着用で実施しています。飛沫感染のリスクもあり感染対策もしっかり行う必要があります。

 

私は学生の時に若手医師の内視鏡検査の練習台として上部消化管内視鏡検査を受けたことがありますが、鎮静剤を使用しなかったので辛かった記憶があります。検査中には空気をお腹の中に送るので、検査後はおなかが張って大変でした。

実際の検査では、鎮静剤を使用して少しの苦痛もなく受けることが出来ますので、全く心配はいりません。

 

この消化器内視鏡の分野では日本は世界でもトップクラスです。内視鏡的軟膜下層剥離術(ESD)や内視鏡的粘膜切除術(EMR)などの治療があります。前者は早期胃がん、早期大腸がんなどに対して適応があり、後者はポリープ切除などにおいて適応があります。かつては手術でしか治療できなかったことが、開腹せずに病変部位を取り除くことができるという利点があります。つまり、侵襲度が低く、患者への負担が少なくなり、入院期間が短くなるなど大きな利点があります。ただ内視鏡自体はとても高価でカメラなどを含めて機材をすべて揃えるのには約1,000万円かかるそうです。友人のフィリピン人医師に聞いたところ、フィリピン国内では消化管内視鏡は数台しかないそうです。つまり、日本で内視鏡で治療できることがフィリピンでは基本的に手術になるそうです。

 

現在の日本では、胃癌はピロリ菌除菌のお陰で減少傾向である一方、食事の西欧化によって大腸がんは増加傾向です。近い将来、日本で健康診断にも内視鏡検査が取り入れられていく可能性があり、そうなるとそこで早期発見・治療ができることになります。今後、内視鏡の需要は高まり、より受けやすい検査として定着していくことになるでしょう。厚労省の大腸がん検診「便潜血」は40歳以上を対象としています。したがって、40歳を超えてご心配な方は是非一度、便潜血の判定にかかわらず、内視鏡検査を受けてみてはいかがでしょうか。

防災訓練

今年も大規模な地震を想定した防災訓練を行いました。
東日本大震災から9年が過ぎ、緊張感も薄れつつありますが「忘れた頃にやってくる」震災。一年に一度でも皆で緊張感を共有し安否確認や避難経路の確認等の訓練をしておくことは大切なことと思います。

こういう機会に災害用伝言版の使い方も再確認しておきたいと思います。

あんしん先生blog4 「 コロナ第二波 」

連日、猛暑が続き熱中症リスクが高まる中、PCR検査数の増加もあり全国各地でコロナ感染者数が多くなってきています。現在のコロナ第二波により私の勤務する病院内でもコロナ対策が一段と強化され、外科系においては手術室に入るために、PCR検査を実施していく方針に変わりつつあります。

したがって、病院内でもPCR検査数を増やしてきており、万全の体制への準備を心がけています。発熱や肺炎症状がみられる場合は基本的に検査をすることになっています。ただ、この検査をするために時間と労力が奪われ、治療が遅れるということがあってはなりません。そうならないための対策が急務です。今後手術を受けられる皆さんは基本的にご自身で自粛していただき、コロナに感染しないように心掛けることがとても重要になります。院内ではマスク着用無しでの会話は禁止され、対面式で腰掛けるテーブルは使用できなくなっています。

また当初、研修医はコロナ患者に対してはノータッチであったものが、患者数の増加から現在は解禁され、研修医でもコロナ対応していくことが求められている状況にあります。神奈川でも連日100人以上が新規感染しており、ますます警戒していく必要があります。このような状況であるからこそ、一人一人の意識や行動がとても重要です。医療・介護ともに粘り強く戦いましょう!

最後に私の勤務する病院における手術患者に対して求められることを記載させて頂きます。

~安全な手術を受けるために守っていただきたいこと(手術の2週間前から)~
①不要・不急の外出を取りやめること
②同居者以外の、不要・不急の面会をしないこと
③同居者を含め、会話時はマスクを着用すること
④外出時、3密(密封・密接・密着)を徹底的に避け、マスクを着用すること
⑤帰宅後はまず、石鹸で手洗いすること
⑥同居者以外とは食事せず、飲食店で食事しないこと(持ち帰りは可能)
⑦毎朝・夕2回の体温測定、味覚・嗅覚障害の有無、新たな皮疹の出現、のど痛・違和感・鼻汁・咳・痰の有無についての記録をすること
⑧新型コロナウィルス感染者への接触可能性についての報告をすること
*院内参照

看護学生の実習 2020年7月

コロナ禍ですが、最大の感染防止対策をしながら今年も看護学生実習の受け入れを行いました。
医療従事者の育成に少しでも貢献できたら幸いです。

<実習生の感想>

  • 退院後の生活でも 薬の管理や 家族への支援などが必要であることを実感した。
  • ケアの手順や、薬セットの工夫、他のサービスの提案等 一人一人に合った支援をすることの大切さを学ぶことができた。
  • それぞれの住宅環境に合わせて機能訓練を行っていて その工夫がすばらしいと思った。
  • サービス以外の短い時間の中で、他職種と連携を図っており、チームで患者様を支えていた。他職種との連携の大切さを知った。

等々、在宅医療の現場で多くのことを学んでいただきました。
皆さん、立派な看護師さんに なって頂けると思います。 大変にお疲れ様でした!

 

 

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