あんしん先生blog18「小児診察」

だいぶ寒くなってきましたね。寒暖差は体調を崩しやすいので十分にお気をつけてください。外来でも風邪の患者さんが増えているように思います。

コロナ禍によって小児科の患者数は全国的に減ったように感じます。オンライン授業等で学校での子供同士の接触が減ったことから感染症は明らかに減少しました。これは感染予防対策が功を奏していると言えると思います。

昨年は全国的にもインフルエンザ感染者はほぼいませんでした。そのため、今年は免疫自体が弱くなり大流行するかもしれないとも言われています。ワクチン接種やうがい・手洗いで引き続き予防しましょう。

小児は出生後28日未満が新生児、生後28日から1歳未満が乳児、満1歳から小学校就学前が幼児、小学生が学童と区分されています。新生児から幼児の診察で大事なのは子供が泣く前に診察を終えることです。したがって、先に聴診をして最後に一番嫌がる口の中を診察します。泣いてしまうと呼吸音や心音など聴取しづらくなってしまうからです。

例えば、インフルエンザのワクチン接種にお子さんが兄弟で接種しにきた場合、上の子が接種時に泣かないと、それをみた下の子は泣かないように我慢する傾向があるように思います。やはりお兄ちゃんやお姉ちゃんの影響は大きいと感じます。

小児を診ることの大変さの一つに親との関係があると思います。患者が意思疎通を図れない場合はほぼ親に問診をして症状の経過を聞きます。しかし、子供の症状と親の話が乖離することもあります。こういった場合は、特に注意が必要です。全身にあざのような傷がある場合や、極端に痩せている場合などは虐待が疑われます。そのようなケースを見逃してはいけません。すぐに児童相談所に連絡する必要があります。

少子高齢化が進み、日本の将来は雲行きが怪しくなってきていますが、これからの日本を背負って立つ子供達をしっかり守る環境作りが今求められていると思います。

 

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