社内研修「非常災害時の対応」

日時:平成24年4月24日(火) 18:30〜
会場:当社研修室
講師:上田晃弘氏(都内某事業所首都直下地震災害対策責任者)
テーマ:非常災害時の対応

 

震災からお客様を守るために

防災の基本編を日頃から実践することが、お客様を守る力となります。

「自宅内の心がけ」、「家族防災会議で話し合う項目」、「家の中にいる時に地震が起きたら」、「持ち歩く必需品」、「家に備える必需品」などは、そのままお客様の安全確保に役立ちます。

お客様に、自分が実践している「地震防災対策」の中身を解りやすくお伝えしましょう。

お客様の一時避難場所、広域避難場所、避難所をあらかじめ把握しておきましょう。

⇒町会の役員に尋ねればわかります。

お客様と二人で、ベッド傍から靴やスリッパを履いて

⇒テーブルの下にもぐる⇒ガスの元栓を締める⇒窓を開ける、などの模擬訓練を実際にやってみましょう。

お客様のベッドや布団の近くに大きな家具、重い家具、大型テレビ、割れやすいガラス・陶器がある場合は、移動されるよう、アドバイスしましょう。

玄関など避難口周辺の整理・整頓、家具の転倒防止、ガラスの飛散防止フィルムの貼り付けのアドバイスも大切です。

アドバイスの結果、家具の移動、避難口の整理・整頓、防災グッズの買い物代行、家具の転倒防止措置などをお客様から依頼された場合は、事務所に報告・相談し、可能なことはお引き受けしましょう。

お客様のもとへ向かう前に震度5弱以上(昨年の3・11の横浜市内の揺れ)の地震が起きたらどうするか?

事務所へ電話、メールで連絡を試みましょう。通信可能であれば、事務所の指示を仰ぎます。

通信不能な場合は自身で判断します。判断のガイドラインは?

  • 通信不能、且つ、鉄道が運休、バスも渋滞でまともに動けない―事態に至ったら訪問中止とします。決して無理をしないように。
  • 上記のガイドラインをお客様にあらかじめお話しし、ご理解を頂くようにしましょう。

昨年3.11東日本大震災の際は、すべてのお客様宅を訪問することができました。皆様の強い責任感と使命感に、心より敬意を表します。しかし、それ以上の大きな地震災害が起きた時は、上記の通り、登録ヘルパーさんご自身の安全を確保して下さい。その後は、事業所常勤スタッフにて可能な限り最後まで対応致します。

お客様の自宅でケア中に被災したらどうするか?

  • 自宅で被災した場合と同様に、落ち着いた行動をとりましょう。
  • テレビ、ラジオで周辺の被害状況をいち早く確認しましょう。
  • 避難警報が出ている場合は直ちに従いましょう。
  • お客様や自身が負傷した場合は、持参している救急グッズで応急措置をしましょう。
  • 一人では手に余る負傷と判断したら、近隣の方に手助けをお願いします。
  • 骨折など、要入院の状態と判断した場合は、救急車を要請しましょう。
    *広域災害発生時は速やかに到着できない可能性があります。
  • お客様が入院に至った場合は、災害用伝言ダイヤルで、身内の方へのメッセージを残しましょう。

*事例―あんしんケアの○○です。□□さんは足に怪我をされましたので大事をとって△△病院に入院されました。お元気です。

建物外への避難の必要性は無い―と判断した場合は?

  • a避難警報は出ていない b町会や建物の管理者からの避難指示も無い c建物を内外から目視して、目立った損傷も無い dお客様も「避難の必要無し」との意思である―ことが建物内に留まる前提です。
  • 飲・食料品、電話機、必要な雑貨用品をお客様の手の届く場所へ揃えるお手伝いをしましょう。
  • 両隣・近隣の方にお客様のサポートをお願いしましょう。
  • 近隣の皆さんが不在の場合は、玄関先にお願のメモを貼りましょう。
  • 最後に、お客様に業務終了の旨をお伝えし、終了となります。
  • 自らの帰宅も十分に気をつけてください。

建物外への避難の必要性が有る―と判断した場合は?

  • a避難警報が出た b町会や建物の管理者から避難指示があった c建物を内外から目視して、目立った損傷が有る dお客様の意思も「建物外に避難しよう」となった場合は、お客様の頭部を座布団などで覆い、慌てず、一緒に避難します。
  • ガスの元栓を閉め、電気のブレーカーを落とす作業を忘れずに。
  • 一時避難場所へたどり着いたら、お客様を顔見知りのご家族や、壮健な町会役員の方を探し出し、ケアをお願いしましょう。
  • 一時避難場所の受け入れ態勢が十分に整ったと判断したら、お客様の身内の方に伝言電話を入れ、業務終了です。

*事例―あんしんケアの○○です。□□さんは一時避難場所の△△公園に避難しています。町会の◎◎さんがご一緒です。お元気です。

  • 自らの帰宅も無理をせず、安全の確認が取れるまで、お客様と一緒に、一時避難場所等に留まりましょう。

災害発生時の活動は?

  • 災害発生直後から事務所はお客様の安否確認を開始します。
  • ヘルパーの皆さんも、自身の被災状況を事務所に連絡してください。
  • 活動可能な状況のヘルパーへ事務所が得ている情報を伝え、活動の指示を出します。
  • お客様の安否確認作業に参加してもらう場合もあります。
  • 避難場所や、ご近所、街角でお客様を見かけた際は、事務所までその旨を連絡して下さい。

大地震が起きる可能性が高い以上、備えは万全にしておきたいと思います。
特に介護・看護を必要とされるお客様を守る立場の私共の責任は大きいと思います。
現在、いざという時の通信手段や介護事業所としての備蓄品の準備をすすめているところです。今後も地震対策の確認は日常的に行って参りたいと思いますので、皆様のご協力よろしくお願い致します。

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