2020-5-11

あんしん先生blog 1 「コロナ」

はじめまして
神奈川県のとある病院で勤務医として働いています「あんしん先生」と申します。
日々の診療で感じたことや介護に関連したことについて述べさせて頂きたいと思います。
拙い文章ではありますが、どうぞ宜しくお願い致します。

 

 

新型コロナウィルス(COVID-19)の影響が全世界に広がり、日本でも緊急事態宣言が出て1ヵ月以上経ちました。

皆様、本当に大変な日々をお過ごしかと思います。そして日本の医療の現場は大変緊迫しております。私が働いている病院(神奈川)においてもコロナ病棟やコロナチーム、コロナ専用エレベーターを作って体制を整えております。

病院の出入り口を一か所に集約、面会は原則禁止とし院内感染を起こさないように徹底しております。食事の際も対面を避け私語を謹む、基本的にマスク着用しての業務、一人一人の患者さんを回診する際にも病室入室と退室時に手指衛生の徹底等、感染リスクを最大限に抑えるための努力をしております。ただ、医療資源の枯渇が進み、N95 マスクは1ヵ月使用することなど、今まで当たり前のように使っていた資源を大切に使っております。

医療崩壊はもう目の前に迫っております。それは救える命を減らしてしまうことです。病院が診療継続できなくなると、外来や手術ができなくなったりと普段行えていた医療ができずに救えていた命を見捨てることに繋がりかねません。

この危機的状況をとにかく早く収束させるには皆さんの協力が不可欠です。3密を避け、人との接触を減らし、マスク着用、手指衛生。この継続が必ずコロナの収束に繋がります。一医療人として、皆様のご理解ご協力のほど宜しくお願い致します。

我々も最大限の努力をして日々目の前の患者さんに向き合い医療と真剣に向き合っていく所存です。

介護も同様に本当に必要とされる方に介護サービスを提供することがとても重要であり、自ら感染しない、相手に感染させない、感染を起こさないという自覚と責任は医療と変わらないと思います。医療も介護もこの危機的状況を乗り越えましょう!

 

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