社内研修「介護職員が知っておきたい医療知識(3)」

日時:平成24年8月22日(水) 18:30〜

会場:当社研修室 講師:医師 医学博士 長谷川先生

介護職員が知っておきたい医療知識(3)

テーマ:脳のしくみと認知症

高齢者の増加にともなって、近年、認知症の患者さんが増えています。そこで今回のセミナーでは、脳や神経の仕組みをご説明した上で、認知症の患者さんに対し、どのように接したら良いのかお話しします。

<神経系の区分>

神経系の区分

<BPSDとは・・>

behavioral and psychological symptoms of dementia:「(認知症の)行動心理学的症候」のことです。従来、随伴症状、周辺症状、問題行動などと呼ばれていましたが、近年はBPSDといい、妄想、徘徊、暴言などの行動・心理症状を意味します。

<患者さん・ご家族への対応>

適切な対応 不適切な対応
○傾聴(患者さん・ご家族のお話を良くきく。) ×批判的、評価的態度
○共感(症状や心配事が、もっともであると理解を示す。) ×過小評価

<ポイント>

認知症には、血管性認知症や、アルツハイマー型認知症、非アルツハイマー型認知症など、いくつかの種類があります。それぞれの認知症で症状やBPSDは異なりますが、基本となるのは「患者さん中心のケアを実行する」ことにあります。

物を盗られたという妄想に対しては、いきなり否定するのではなく、「それがなくなってしまったのは心配ですね。」と共感を示してから、「一緒に探しましょう」と言えば、誰も不愉快にならずに済みます。傾聴と共感は、認知症患者さんに限らず、人との信頼関係を築く上で重要なことですので、さっそく明日の介護から実践してみてください。

セミナー担当 医師 医学博士 長谷川

血管性認知症とアルツハイマー型認知症、またそれ以外の認知症の違いがとてもよくわかりました。特に血管性認知症の方は、段取りができなくなり、軽度な人ほど不安を強く感じる理由も理解できましたし、よく聞いて共感を示すことの大切さも心から納得できました。

「尊厳に配慮すること」「たった一言で介護は変わる!」 ということを忘れずに、患者様とご家族を全力で支えていきたいと思います。

・長谷川先生のお話はとても楽しく、いつもひきこまれてしまいます。 感動のお講義を大変にありがとうございました。

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